
昨年の南アフリカワールドカップ9位
アジア大会では男女共に金メダル
そして今年、アジアカップ史上最多4度目の優勝!
確かに文化ではあるのかもしれないが、常に日本のサッカーに自虐的だった人達も、自信と誇りを取り戻したんではないだろうか。たとえメディアがどんなに今の日本代表を担ぎ上げようとも、彼らは決して過信などはしない。
これは自信である。
「俺たちは強い!」
◆AFCアジアカップ2011 日本代表 ハイライト動画 しかし点を取る度に、コレほどまでにベンチが盛り上がる日本代表ってのは初めて見たかもしれない。森脇は最後まで出場機会には恵まれなかったが、ほんとにこのチームをベンチから盛り上げてくれた頼もしい存在だったのは間違いない。
そして試合に出れば、伊野波、細貝、李と、サブの選手もヒーローになる大活躍。まさにチーム一丸という言葉が相応しい戦いだった。この大会で彼らはまた、ひとまわりもふたまわりも大きく成長していくことだろう。
しかし北京五輪での3連敗、谷底世代とまで言われた選手達が、自信と勇気を与えてくれる最高の指揮官と共に、今まさに史上最強の日本代表を作り出そうとしている。
やはり一度地獄を見ている選手達はとても逞しい。
長友が“世界一のサイドバックになる”と言ったとき、それを鼻で笑った奴らが笑われる日も近いだろう。彼等は本気で世界一を目指し、本気で実現しようとしている。もちろん自分も、彼等なら本当にやってくれるんじゃないかと期待して見ている。
しかしこの大会の日本代表、本当に素晴らしいチームだった。
これでまたしばらくドラゴンボールのようにバラバラにはなるが、それと一つ違うのは、彼らは各クラブに戻ってからも輝き続けるということ。そして私たちはその輝きを、テレビで欧州サッカーでも、日本でJリーグでも、見ることが出来る。これはなかなか幸せなことではないだろうか。
そしてまたその輝きが一つに集まったとき、きっと私たちの夢を叶えてくれることだろう。
次は南米選手権(コパ・アメリカ)
さあ次の扉をノックしよう