
100年前のクリスマス、砲撃も銃撃も止まったほんの数時間
世界共通のスポーツが兵士たちに武器を置き、制服を脱ぐ束の間を与えた
これはスポーツとサッカーに最大の敬意を捧げる偉大な逸話である
フランソワ・オランド
動画は以下から。
第一次大戦中に敵対する兵士的が一時的に戦いをやめてサッカーに興じたという、1914年のクリスマス休戦から100周年を祝う式典が11日、ベルギーのコミーヌ=バルヌトンで行われ、UEFAのミシェル・プラティニ会長が、政府関係者やUEFA加盟協会の会長らと共に出席した。

式典では、1914年のクリスマスにサッカーが果たした役割をたたえるため、UEFAが制作を依頼した彫刻がお披露目された。このイベントに際し、UEFAは欧州サッカー界を象徴するレジェンドたちが出演した4分間のショートフィルムを公開。100年前にフランダース地方で実際にあったこの驚くべき事実をよみがえらせた。今から100年前、寒い12月のある夜、前線で敵味方として戦っていた兵士たちは一時的に武器を下ろし、クリスマスキャロルを歌い、そしてサッカーを楽しんだ。
プラティニ会長は次のように話した。「我々は人間らしさを再確認するような兄弟愛と友情にあふれた瞬間を記念するためにここに集まった。私は特に、100年前の若者たちが兄弟愛を分かち合うためにサッカーという共通の言語を利用したことに心を動かされる」
「今日、サッカーは世界共通の言語であり、我々の心を開き、異文化間の交流を可能にし、あらゆる国境を越えて人々を一つにする手段となっている。だが実は今よりずっと前にも、サッカーは自発的に人間性を示すための大事な架け橋となっていたわけだ。よって欧州サッカー界が当時の兵士たちに、あの夜、敵対心を忘れて大好きなサッカーをしようと決めた彼らに敬意を示すのは、しごく自然なことだ」
UEFAが作成した4分間のショートフィルムには、プラティニ会長、イングランドとマンチェスター・ユナイテッドFCのレジェンドであるボビー・チャールトン氏、フランス代表のディディエ・デシャン監督、そしてドイツ代表およびFCバイエルン・ミュンヘンで活躍したパウル・ブライトナー氏といった欧州サッカー界のビッグネームが登場。
現役選手では、イングランド代表でマンチェスター・ユナイテッドFC所属のウェイン・ルーニー、フランス代表主将でトッテナム・ホットスパーFC所属GKのウーゴ・ロリス、ドイツ代表主将でFCバイエルン・ミュンヘン所属のバスティアン・シュバインシュタイガー、バイエルン所属でドイツ代表前主将のフィリップ・ラームらが出演している。http://jp.uefa.com/news/newsid=2194996.html▼YouTubeでご覧下さい
◆1914年のクリスマスに起こった本当の話―おまけ―
▼そのクリスマス休戦を題材にした英スーパー大手「Sainsbury's」のクリスマス用CM
▼こちらも話題となったイギリス百貨店チェーン「ジョン・ルイス」の心温まるCM
◆ベッカム次男が主演!バーバリー2014クリスマスムービーいやぁ、クリスマスCMって、ほんっとうにいいもんですねぇ