
サッカー少年から大先生へ
おめでとう!
詳細は以下から。
第153回芥川賞・直木賞の選考会が16日夜、東京・築地の料亭「新喜楽」で行われ、芥川賞にお笑いコンビ「ピース」又吉直樹(35)の「火花」(文学界2月号)と羽田圭介氏(29)の「スクラップ・アンド・ビルド」(文学界3月号)が選ばれた。芸人が同賞を受賞するのは史上初の快挙。同日夜には都内で記者会見が行われる。
また、第153回直木賞は、東山彰良さん(46)の「流」に決まった。
又吉が栄冠を手にした。お笑い芸人では、もちろん初めての受賞。実質的なデビュー作の小説が、いきなり純文学の新人作家にとって最高の栄誉をかっさらった。
「火花」はすでに数々の金字塔を打ち立ててきた。掲載された文芸雑誌「文学界」2月号は、1933年に創刊した同誌82年の歴史で初めて増刷。過去最多の4万部の発行部数を記録した。単行本初版は、1万部程度が普通の純文学では破格の15万部。16日までの累計発行部数は69万部で、上半期の書籍売り上げは小説として最も多かった。
本人にとって芥川賞は因縁ある賞だ。10歳で初めて読んだ小説が芥川龍之介の「トロッコ」。尊敬してやまない太宰治は、1935年の第1回の同賞でノミネートされるも落選した。又吉は「実力のレベルは違いすぎますけど、あの太宰も取ってない賞なんですよね…」と感慨深げに話していた。村上春樹氏も79、80年に2度ノミネートされるも落選。単純に賞レース上だけなら「太宰越え」「春樹越え」を果たした。
又吉にとって自身が賞レースに絡むこと自体が驚きだった。芥川賞ノミネートの報を聞いたとき、仲のいい芸人には得意のサッカーに見立てて「もうちょい“草サッカー”してたかったのに…。準備なく、いきなり『国立(競技場)でプレーしろ』って言われた感じがする」と戸惑っていたという。次回作については「ドンドン書いていきたい」と意欲を見せながら「いつ書くかは未定」と。関係者によると5~6本の構想を温めているといい、「火花」を越える快作が生み出されるかもしれない。http://www.hochi.co.jp/entertainment/20150716-OHT1T50124.html
▼又吉受賞会見 3:08:25~ 4:24:00~
▼ブラマヨ×又吉
■又吉直樹 1980年6月2日(35歳)
小学生の頃から(寝屋川市立啓明小学校)サッカーを始め、中学校は寝屋川市立第五中学校に通い、高校時代は関西の強豪北陽高校(現:関西大学北陽高等学校)サッカー部に所属し、左利きのため左のウィングバックをやっていた。また大阪府代表としてインターハイにも出場している。
――Wikipediaより
