国際親善試合(26日、C大阪2-2マンチェスター・ユナイテッド、長居)香川、凱旋(がいせん)弾だ!! アジア遠征で来日中のイングランドプレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッドがJ1のC大阪と対戦し、2-2で引き分けた。23日の横浜M戦(日産ス)から合流した日本代表MF香川真司(24)は古巣を相手に、今季初先発で後半13分までプレー。PKを外した直後、0-1の後半9分に同点弾を決めた。今季から就任したデービッド・モイズ新監督(50)の下、レギュラー取りへ貴重な結果を出した。
蒸し暑い大阪の夜を“香川劇場”が彩った。古巣・C大阪の本拠にMF香川が凱旋。今季初先発すると0-1の後半9分、元ウェールズ代表MFギグスのパスを受け、左足を一閃。相手DFとGKの股間を抜いてゴールへ突き刺した。
「自分らしいゴール。うまく反転して決められた。結果的にゴールできたのはよかったけど、それだけですね」
笑顔は控えめだった。最高のおぜん立てを次々と外し、“三度目の正直”だった。前半40分、完全フリーで右足シュートをふかす痛恨ミス。後半8分にはPKを譲ってもらったものの、相手GKにセーブされた。
「PKで決めてもうれしくないなという迷いがあった。流れの中で決めたかったし、結果的には外してよかったのかな」。冗談も結果を出したからこそ。同点弾後、右拳を振り上げたガッツポーズに、試合にかける熱い思いが表れていた。
2006年にC大阪に入団。07年4月7日、当時J2だったクラブの一員として、この長居でプロデビューした。あれから6年。A代表初選出、ドルトムント(ドイツ)でのリーグ2連覇、マンU移籍。始まりの地での試合に「こうやってセレッソと対戦するのは特別だし、素晴らしい試合ができてうれしく思う。これは自分のサッカー人生の中で1つの歴史というか、誇り」と胸を張った。http://www.sanspo.com/soccer/news/20130727/pre13072705060002-n1.html
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