◆J1第25節 柏1―3磐田(13日・日立柏サッカー場) ジュビロ磐田は柏に3―1と快勝し、7月10日の新潟戦(ヤマハ)以来10試合ぶりの白星を挙げた。前半5分、CKからDF菅沼駿哉(23)の今季初ゴールで先制。その後、エースのFW前田遼一(31)が今季2度目の1試合2得点をマークした。アウェーでは昨年9月15日の神戸戦以来、1年ぶりに勝ち点3を奪った。
かみしめるようにハイタッチを繰り返した。約2か月ぶりの勝利に、選手もサポーターも酔いしれた。関塚隆監督(52)は「次につながる。リードした中でどう進めるかという課題もクリアできた」と、目を細めた。
開始早々、流れをつかんだ。前半5分の左CK、DF藤田が競り勝ったボールを菅沼駿が頭で押し込み先制。「(前節の)甲府戦で嫌な失点をしたので気合が入っていた」。その後、金髪を丸刈りにして気持ちを込めた今季初得点に胸を張った。同7分には、またも左CKを前田が頭でぶち込み、リードを広げた。
MF松浦が左膝痛で離脱するピンチ。指揮官は慣れている4―2―3―1でなくFW山崎と前田の2トップを採用したが、これがはまった。序盤から山崎が得意のドリブルで仕掛けまくり、カウンターでも何度も好機を作った。「2トップの方が2人のいい関係を出せた」と、山崎はうなずいた。
ただ、前半2―0とリードしても8月28日の新潟戦は後半4失点し惨敗していた。後半11分に1点返され、菅沼駿は「一瞬頭によぎったけれど、集中できた」。その後も押し込まれる場面は多かったが、GK八田がスーパーセーブを連発。センターバックの藤田、途中出場のDF伊野波も根気よく体を張り続けた。同18分にはGKと1対1になった山崎が冷静に前田に送り、エースが右足でこの日2点目を奪い、試合を決めた。
暫定的に15位・甲府との差は6に縮まった。残り9試合。「一つになってJ1に残る」と菅沼駿。奇跡を信じて、前だけを見て戦っていく。http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20130914-OHT1T00001.htm
◆2013 J1 第25節 柏 vs 磐田(柏) ゲームサマリー
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