
五輪でメキシコにぶち込んだあのゴール
大舞台であんなゴール決められる男を
まだまだ諦めるわけにはいかない
動画は以下から。
■イメージ通りのシュートで2戦連続弾
10月12日、オランダ2部リーグのVVVは敵地でオスと対戦し、2−1で逆転勝ちを収めた。不振に喘いでいたVVVにとってはうれしい6試合ぶりの勝利。その決勝ゴールを挙げたのは大津祐樹だった。
74分、ペナルティーエリア内右サイドでマーカーと対峙した大津は、右足でボールを軸足の裏へ通し、それから視線をゴールへ送る事なく左足を振り抜いた。シュートは鋭くカーブを描きながら、ゴールへ吸い込まれる。
「狙い通りにいい感じで入りました。あそこまでキレイにいくとは思ってなかったです。切り返してファーへ。本当にイメージ通りで良かったです」
大津にとっては、前節のアルメレ戦で先発復帰してから2戦連発のゴール。しかも、ここ2試合、チームの4得点すべてに大津が絡んでいる。この日の1点目となったPKも大津が手に入れたものだ。
「使ってくれれば結果を出す自信が、今、自分にはある。結果をしっかり出しているし、今日みたいにチームを勝たせることもできる。PKも取ったし、ゴールも決めた。それでチームが勝てるというのはすごくいいこと」
■自ら奪ったPKも味方に譲る「和を崩してもしょうがないので」
そんな大津に対し、レネ・トロスト監督は「祐樹は相手チームとの差を作る事ができる。うちのチームにとって、本当に必要な選手」と手放しで褒めた。
大津も「シーズン中ずっと、監督が信頼してくれているのは感じている。色々コミュニケーションもとってくれるし、自分にとって良い監督。そういった監督に結果で恩返しできるのは、自分にとっても良い事」と語る。
前半、自ら奪ったPKだったが、蹴るのはストライカーのレオン・デ・コーヘルに任せた。
「結果を出すという事は自分の中で大きなところ。PKも僕自身が蹴りたかったですけど、チームの方針としてストライカーが蹴ることになっている。それでも奪い取ってやろうかと思いましたけど、そんなんで(チームの和を)崩してもしょうがない。今日もゴールしようと決めていたし、結局、自分もゴールを決める事ができた。PKで取らなくてよかったと思います(笑)」
前節のアルメレ戦での大津は、ドリブル突破からゴールを決めた。オス戦では、誰もが「まさか、ここからシュートを打ってこないだろう」という位置から驚きのゴールを決めた。卓越した『個』のアクションからのシュートが、大津の武器になりつつある。
「自分が求められているのは『個』の部分。そこはもちろん意識している。特にこのチームで自分が求められているのは、そこ。自分ひとりで打開できる選手になりたい。日本を含め『個』でいける選手は少ない。自分の中でそこがポイント。ひとりでいける選手になることが、自分の中での目標。そういうプレーを続けていけば、もっと上へ行けると思う。今は焦らずに目の前の試合でどんどん結果を出していきたい」http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/soccer/eusoccer/1314/columndtl/201310130004-spnavi
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