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詳細は以下から。
FIFAワールドカップで日本の初戦となるコートジボワール。遠く離れた2つの国の間では、サッカーシューズを通じた交流がありました。
コートジボワールの小さな町のグランラウに住むタイ君(14)は、サッカー選手になることを夢見ている。
そんなタイ君が大切にしているのが「赤いサッカーシューズ」で、何度も修理をしながら使っている。
タイ君は「とてもうれしい。これで試合でもうまくできる」と語った。
タイ君は、8歳の時に、サッカーの技術が認められ、町のクラブチームに入った。
タイ君は「クラブに入って、最初はゴム草履で練習していた。2年後、日本の人たちから、クラブに靴が届いて、コーチから渡された」と語った。
日本から届いたサッカーシューズ。
NPO(民間非営利団体)法人「ぎふ・コートジボワール」の杉山利夫理事長は、2008年に、コートジボワールに靴を贈る活動を始めた。
その年に、現地を訪れたのがきっかけだった。
杉山理事長は「(子どもたちが)靴も履かずに、サッカーをして遊んでいる。そういう姿をいたるところで見ましたので、本当に靴って、こちらの国の人たちにとっては大切で、本当に手に入らないものなんだなと」と話した。
寄付の中心になっているのは、岐阜県内の高校生たち。
卒業式を終えたばかりの生徒たちが、3年間使った体育館シューズを次々に袋詰めしていた。
靴を寄付した生徒は「(寄付活動は)いいことだと思います。捨てて無駄になるよりは、次の人が使ってくれたら、僕らもうれしいので」などと話した。
贈るのは、主に古くなった運動靴で、毎年5,000足以上が集まる。
杉山理事長とこの運動を続けている、在日コートジボワール人協会のカク・ブル・ジョージ副会長。
一時帰国していたこの日は、タイ君の練習を見学していた。
カクさんは「ここで、はだしでやっていたサッカーを、日本人のおかげで、みんな靴を履いてサッカーやっているんですね」と話した。
タイ君の夢も膨らむ。
タイ君は「神様が許せば、サッカー選手になりたい」と語った。
ワールドカップの対戦国として、コートジボワールと日本の距離がさらに縮まるとみられる。http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20140306-00000263-fnn-int
◆W杯初戦へ 安倍首相とコートジボワール大統領がユニフォーム交換
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