FW平山相太(24)に絶賛の嵐だ。6月のW杯南アフリカ大会へ向け、日本代表が25日に鹿児島・指宿市で、今年初めて主力選手を集めた合宿を開始。6日のアジア杯最終予選イエメン戦に続いて招集された平山は、ミニゲームで豪快なゴールを決めるなど初日から高い評価を受けた。周囲もチームになじませるための全面バックアップを約束。代表生き残りへ“元祖・怪物”の挑戦が始まった。 【日本代表メンバー】
気温9度。南国とは思えない小雨交じりの寒空の中、合宿初日から行われた8対8のミニゲームで、平山が名刺代わりのゴールを決めた。ゴール正面左でボールを受け、そのまま左足を振り抜くと、矢のようなシュートがネットに突き刺さった。
ミニゲームとはいえ、強烈な一発に代表の主力選手たちも驚きを隠せなかった。同じチームで2トップを組んだ岡崎は「(清水の)ヨンセンみたいに前で当ててくれる人がいるとやりやすい。自分がうまく生きるかな、というのがある」と新しいタイプの大型FW加入を歓迎した。主将の中沢も「あの状況で左足を合わせられる選手はいない。疲れている中で技術とパワーがないとできない。敵なら嫌だけど、味方なら心強い」と絶賛。さらにチーム全体としても「タメができれば日本のサッカーの幅が広がる。そこからスピードを上げていくことができる」と平山のポストプレーから多彩な攻撃が展開できる利点を口にした。
期待の新戦力が代表に溶け込めるよう、チームメートも全面的に支援していく。岡田監督は練習前に「(W杯初戦の)カメルーン戦まで代表が活動できるのは51日。そのうち21日が今回(東アジア選手権まで)のキャンプだ。積極的にコミュニケーションをとっていこう」と選手たちに話したが、内向的な性格の平山は「友達がいない」と漏らしていたという。ガチガチに緊張する怪物に対し、FC東京の同僚で同部屋の長友は「マイペースで引きこもりがちなんで、外に出します」と“仲介役”を買って出た。
代表の主力と初めて一緒にプレーした平山は、「雰囲気がこの間のチームとは違う。みんなうまい。この間呼ばれたけど、今回が自分の中では1回目(の代表)という感じです」と初々しい感想を語った。練習中に発生した震度4の地震にも「知らないっす」と気づかないほど集中して汗を流した。「チームのコンセプトにどう合わせていくか。まだ始まったばかり。高さを生かしてプレーしたい」。6月のW杯で岡田ジャパンの武器になるために、平山が自らの価値を証明していく。ttp://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2010/01/26/01.html
平山は昨年あたりから、まるで南アフリカに標準を合わせているかのように調子が上がってきてるね
■参考動画センターサークル付近、トラップで1人かわして、ワンフェイントで1人抜いて、この位置からの左足で豪快なシュート
http://www.youtube.com/watch?v=NAHXNljY2HU#t=54sやはり、こういうプレーが出来る大型FWには期待せざるをえない
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