
この1週間で五輪予選を含めた代表戦がなんと5試合
さあ、行こうか
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サッカー日本代表は23日、バヒド・ハリルホジッチ監督(62)の初陣となる国際親善試合チュニジア戦(27日・大分ス)に向けた合宿を大分市内で開始した。指導日初日となった62歳の指揮官は、選手の先頭に立ってピッチ外周を10周約3・5キロ走りチームを鼓舞。一方で、練習はランニングだけの24分間と超短時間にするなど、初日から“ハリル流”を披露した。新監督と初対面したFW本田圭佑(28)=ACミラン=は「オーラがある」と“東欧の知将”の印象を語った。
選手、報道陣、集まっていたファン約1000人も目を疑った。練習開始と同時に始まったランニング。ハリルホジッチ監督は、24日に合流する岡崎、川島を除く28選手の先頭に立つとゆっくりと走り出した。旧ユーゴスラビアの名FWで、過去に指導したチームでもそうしてきたとはいえ、すでに62歳。13日の来日以降休日は1日と確実に疲れはある。加えて寒風が吹くピッチ。悪条件は重なったが、顔を真っ赤にしながら走り続けた。
5周目に入った頃から徐々に遅れ、9周目には選手の集団から周回遅れとされたが、足は止めない。最後は、ファンからの声援を受けて気合の猛ダッシュでゴール。選手とは1周少ないが、ピッチの外周を10周、約3・5キロを走破した。肩で息をしながらも、あきらめなかった指揮官の姿にDF槙野が「選手と同じ方向を向いて一緒に戦っているという思いを感じた」と話すなど、つかみはOK。強い日本を作るため先頭で引っ張るという無言のメッセージは、選手の胸に響いた。
驚きはこれだけでは終わらない。細かい指導が注目された初日の練習時間はランニングのみで、わずか24分間だった。短くても1時間は体を動かしていた過去の代表を見ても異例の短時間。ランニングにコーチ、通訳らと一緒に参加した霜田正浩技術委員長(48)は「テーマは回復だった」と説明した。国内組の大半は22日に試合を行い、海外組は長距離移動でこの日、帰国したばかり。経験豊富な指揮官による、選手の体調を考えたうえでの判断だった。
この日取材対応はなかったが、練習前には約15分選手にゲキを飛ばした。「普段は友達でもいい。だが、ピッチの上に立ったらしっかりやる。妥協はしないぞ」「まだまだ強くなれる。うまくなれる。そのためにはやることがある」。自他共に認める完璧主義者は選手に緊張感を植え付けた。「お互いをまだ知らないからたくさん話をしよう」。厳しさだけではなく意思の疎通を大切にする指揮官は1対1の対話も開始。初日から選手のハートをつかんだ“東欧の名将”が、先頭に立って2018年ロシアW杯への道を作っていく。http://www.hochi.co.jp/soccer/japan/20150323-OHT1T50235.html▼ファンからの声援を受けるハリル新監督
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[ 2015/03/24 08:20 ]
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