
ワールドカップ優勝国は
すべて自国出身の監督である
詳細は以下から。
オシム:彼はトップクラスでずっとプレーしてきた。その疲れがたまっているのだろう。ときには休養が必要だ。特に彼のような歳になると、ずっと出ずっぱりというわけにはいかない。
彼ほどの経験とカリスマ性を持った選手こそ、次の代表監督になるための準備を今から始めておくべきだろう。彼や遠藤、宮本といった選手や元選手だ。日本人が監督になる準備を今からする必要がある。どこの国の協会も、出来る限りかつての自国の代表選手を監督にする。選手の側も、監督としての第二の人生を今のうちから考えておくべきだ。協会にとっても自国の元選手を監督にするほうが何かと都合がいいし、金銭面でも安く済む。そして選手にとっても、申し分のない再スタートだ。
そうしたことも考えていくべきだ。常に外国人にばかり頼ってはいられないのだから。日本人だけのスタッフ編成もこれからは視野に入れるべきだ。◆オシムが挙げる日本人監督候補3名。「今から準備を始めておくべきだ」│Number Webより一部抜粋
■ワールドカップ優勝国は自国監督
2014年ブラジル大会優勝国:ドイツ
監督:ヨアヒム・レーヴ(ドイツ)
2010年南アフリカ大会優勝国:スペイン
監督:ビセンテ・デル・ボスケ(スペイン)
2006年ドイツ大会優勝国:イタリア
監督:マルチェロ・リッピ(イタリア)
2002年日韓大会優勝国:ブラジル
監督:ルイス・フェリペ・スコラーリ(ブラジル)
1998年フランス大会優勝国:フランス
監督:エメ・ジャケ(フランス)
1994年アメリカ大会優勝国:ブラジル
監督:カルロス・アルベルト・パレイラ(ブラジル)
1990年イタリア大会優勝国:西ドイツ
監督:フランツ・ベッケンバウアー(ドイツ)
1986年メキシコ大会優勝国:アルゼンチン
監督:カルロス・ビラルド(アルゼンチン)
1982年スペイン大会優勝国:イタリア
監督:エンツォ・ベアルツォット(イタリア)
1978年アルゼンチン大会優勝国:アルゼンチン
監督:セサル・ルイス・メノッティ(アルゼンチン)
1974年西ドイツ大会優勝国:西ドイツ
監督:ヘルムート・シェーン(ドイツ)
1970年メキシコ大会優勝国:ブラジル
監督:マリオ・ザガロ(ブラジル)
1966年イングランド大会優勝国:イングランド
監督:アルフ・ラムゼイ(イングランド)
1962年チリ大会優勝国:ブラジル
監督:アイモレ・モレイラ(ブラジル)
1958年スウェーデン大会優勝国:ブラジル
監督:ビセンテ・フェオラ(ブラジル)
1954年スイス大会優勝国:西ドイツ
監督:ゼップ・ヘルベルガー(ドイツ)
1950年ブラジル大会優勝国:ウルグアイ
監督:フアン・ロペス・フォンタナ(ウルグアイ)
1938年フランス大会優勝国:イタリア
監督:ヴィトーリオ・ポッゾ(イタリア)
1934年イタリア大会優勝国:イタリア
監督:ヴィトーリオ・ポッゾ(イタリア)
1930年ウルグアイ大会優勝国:ウルグアイ
監督:アルベルト・スピシ(ウルグアイ)
※1942年と1946年は、第二次世界大戦のため中止。
- 関連記事
-