Jリーグ開幕20周年記念特別短編映画「旅するボール」(大川五月監督)完成披露会見と上映会が1日、都内の日本サッカー協会で開かれた。
Jリーグと国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」がタイアップして製作した17分の短編で、5月31日から6月16日まで都内や横浜市などで行われる「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」で上映される。
「旅するボール」は、東日本大震災の被災地、宮城県仙台市と同市をホームタウンとするJ1仙台を舞台に、仮設住宅で暮らす少女が、津波で家と職を失った父親のために、サッカーボールに父親の友人の寄せ書きを集める姿を描く。少女の母親を演じた女優中嶋朋子(41)は「Jリーグ20周年は大きいし、すごいことだけれど、正直、私の中でJリーグはずいぶん当たり前にあるもの、自分の中に根付いているんだなと思いました」と話した。
この日は主演女優の西畑澪花(12)や俳優神尾佑(43)、タレント平畠啓史(44)のほか、「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」代表を務める俳優別所哲也(47)やJリーグ大東和美チェアマン(64)が出席した。http://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp1-20130401-1106160.html
■あらすじ
東日本大震災で甚大な被害に見舞われた東北、宮城県。
仮設住宅で両親と暮らす小学生小雪は、ある日、テレビでこんなニュースを目にする。
「津波で流されたサッカーボールが5,000キロもの距離を渡って米国・アラスカで発見」
地震と津波で家も、思い出の品も失った小雪の家族。父親の勇は職を失い、母の小百合がパートで家計を支える日々を過ごす。「仕事が見つかるまでは」と職探しをしながら家事を手伝う父は、いつしか「楽しむこと」を我慢して、笑顔を失っていた。そんな折に、ニュースを目にした小雪は母に、父が高校時代にサッカー部のみんなからもらった寄せ書きボールを大切にしていたことを聞く。
お父さんを喜ばせたい。
大好きなお父さんの元気を取り戻すため、小雪は真新しいボールをもって、もう一度寄せ書きをもらうために、故郷をめぐる旅に出る。
■監督
大川 五月
■キャスト
西畑 澪花
中嶋 朋子
神尾 佑
平畠 啓史
■ 主題歌:If アーティスト:MONKEY MAJIK (モンキーマジック)
◆記者会見での西畑 澪花さん、中嶋 朋子さん、神尾 佑さん、平畠 啓史さんコメント
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